グランドキャニオンで抹茶を点てる。
なぜ僕は、そんな得体の知れない行動に出たのか・・・。
それには、真面目な理由とアホは理由の2つありました。
真面目な理由
世界の絶景で、抹茶を点てて飲んでみたいと思ったから。
今回、竹チャリで世界を巡る理由の一つに、世界の絶景でお茶を点ててみたいという想いがありました。
その理由は、「絶景で飲むお茶はさぞ美味しいだろう」という、私の妄想です。
グランドキャニオンは言わずと知れた、世界の絶景ですので、絶対においしいお茶が点てられるという自身がありました。
アホな理由
死と直面しながら飲む抹茶の味を知りたかったから。
というのも・・・もともと、茶道は死と隣り合わせの武士が、精神を落ち着かすために、行っていたものでもありました。
なので、きっと、死ぬ思いをしてたどり着き、死と隣り合わせの状況で飲むお茶こそ、至極の味わいなのではないか・・・?
と、勝手な妄想を膨らませていたのでした。
ちになみに、どちらかというと、後者の理由が大きかったのです。笑
【衝撃】実際に、グランドキャニオンの岸壁でお茶を飲んでみた

朝の6時に起きて絶景ポイントを探しをしました。
そして、写真のような絶景スポットを見つけたので、早速やってきました!
もちろん、恐怖心は最高潮。
なんてったって、後ろは断崖絶壁です。
こんな、絶景の中、死と直面しながら飲む抹茶です。
「まずいわけがない!絶対においしい!」
と思いながら、お茶を点てて飲んでみました。
・・・・
・・・
・・
・
うわっ
思わず声がでました。
そして
私は続けて
心の中で、こう叫んだのです。
まっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっず!!!
もう、とにかく、めちゃくちゃ不味すぎるのです。
いや、いや、いや。
「この状況で飲む抹茶がまずいわけが・・・」
と思い、もう一度口にしてみたのですが
・・・・
・・
・
ゲロ不味!!!!!
こんな絶景で、死と直面しているという究極の状況なのに、なぜ、こんなにマズイのだ!?
サムライは、死に直面しながら、こんなゲロ不味の抹茶を飲んでいたのか!?
と、訳が分からず一瞬混乱したのですが、その不味い理由は、後からすぐに理解できました。
なぜ、そんなにゲロ不味だったのか
本当に、自分がアホらしく思うのですが、水だと思って入れていたものがスポーツ飲料だったのです。
そう、いつも自転車旅で飲んでいるスポーツ飲料。
すっかり、水と入れ替えるのを忘れてたんです。
つまり僕は、昨日まで飲んでいたスポーツ飲料を抹茶と混ぜて飲んでいたのでした。
スポーツ飲料+抹茶
偶然生み出した、得体の知れない飲み物は、極悪な味を醸し出し、ただでさえ死にそうな僕の状況に拍車をかけてくれました。笑
気を取り直してもう一度!
もちろん、このままでは終われないので、死にそうになりんがらも
気を取り直してもう一度。
今度はちゃんと、「グランドキャニオンの湧き水」を使って!
ゴクリと一口。
・・・・
・・
・
うん!
うっっっっっっっっっっっっっっっっっま!!!!!
こんどは、めちゃくちゃ美味しく点てられました!
その抹茶は、水で点てたとは思えないほどに香ばしく、今でも味を覚えているくらい、深い豊かな味でした。
絶景+死と隣り合わせの超感覚
絶景で飲むコーヒーと同じで、絶景で飲む抹茶は美味しいです。
心が洗われるからでしょうか。
また、今回はさらに、死と隣り合わせの超感覚が、抹茶の味を極限まで引き立ててくれました。
この味が、武士たちが飲んでいた抹茶の味なのかは分からりません。
しかし、いつ死ぬか分からない状況で飲む抹茶は、確実に美味しくなる。
という答えを得ました。
やってよかった!
まとめ
ゲロ不味の抹茶から、極上の抹茶へ。
結論、死と隣り合わせで飲む抹茶は、すこぶる美味しい!
ということがわかりました。
そして、同時に、スポーツ飲料+抹茶は、すこぶる不味い!
ということもわかりました。笑
まさに、グランドキャニオンの谷底から崖の頂上まで、一気に上昇気流に乗ったような心持ちで僕は、母なる大地、グランドキャニオンを後にしたのでした。
グランドキャニオン編(完)
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