ワーホリ後、IELTSを人生で初めて受けてみた結果・・・

「ワーホリは実際に英語力は上がるのか?」

そうった疑問を持っている方も多いと思います。

私自身、現状の自分の英語力を確かめたかったこともあり、IELTSのテストを受けてみることにしました。

IELTSとは?

IELTS公式サイトによると

IELTS(International English Language Testing System)は、米国、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、および英国を含む英語圏の国々に留学、就労または移住を希望する人々の英語力を測定する、ハイステークスの英語試験です。

IELTSは、4つの英語スキル(書く、読む、聞く、話す)をはかるテストで、IELTSアカデミックとIELTSジェネラル・トレーニングの2つのモジュール(タイプ)があります。

ということになっています。

要は、「4技能全てにおける英語力測定テスト」ということですね。主に英語圏大学への入学の基準になります。

日本の企業では、英語力を測る指標としてTOEICとかTOEFLが重視されますが、海外では主にIELTSがその役割をになっています。

 

IELTSテストでは具体的に何をするのか?

ざっくりと全体の内容をお伝えします。 

IELTSアカデミックとIELTSジェネラル・トレーニングの2つのモジュール(タイプ)があります。

IELTSアカデミック IELTSジェネラル・トレーニング
英語圏の大学や大学院への留学を希望している受験生が、各大学の入学レベルに達しているか評価する際に用いられるテストです。  英語圏での就職や移住を希望している人が、ビザを申請する際に英語力を証明するためのテストです。

テスト科目と所要時間は2つとも同じですが、多少テーマの内容が異なります。以下、内容です。

 

スピーキング(11〜14分)

スピーキングは3つのセッションに別れています。
全て、試験官と一対一での試験になります。

①簡単な会話(4~5分)
家族、仕事、研究、興味、近所などの身近なテーマに関して一般的な質問をされます。

②スピーチ(3~4分)
試験官からタスクカード(話すテーマが書かれたもの)が渡され、準備時間1分が与えられます。準備時間が終わったら、テーマについて1~2分間で話します。その後、試験官から1つか2つの質問をされます。

③ディスカッション(4~5分)
試験官からパート2のテーマに関連した質問をされます。受験者は一般的な問題や意見を述べる機会が与えられます。

 

リスニング(30分)

リスニングは4つのセッションに分かれています。

①日常生活における2人の人物による会話
宿泊施設の予約など簡単な日常会話です。

②日常生活におけるモノローグ
地域の施設に関する描写、または会議の食事の手配に関する説明など。

③教育や研修現場での最大4人の会話
課題を議論し合う大学教授と学生、またはプロジェクトを計画するグループ内での議論。

④学術的なテーマに関するモノロー
大学の講義、研究の結果など

 

リーディング(1時間)

主に3つのテーマに即した文章から出題されます。

テーマは、多種多様。英語圏の国での日常生活に関するものから仕事関連や科学的なものまであります。

 

ライティング(40分)

2つのパートから成り立っています。

①グラフ、表、図の情報を要約
データの選択と比較、プロセスの説明、オブジェクトの説明、または何かがどのように作用するかを説明します。

②意見、論点、問題についてのエッセイ
問題は、学部や大学院に進学したり、職業登録を希望する受験者向けの一般時事で、容易に理解できる内容です。

 

受験料¥25,380 ※2020年9月現在

受講料はそれほど安いというわけではありませんね。

IELTSで本領を発揮できるのは3回目からとも言われているので、

一本一本大切に受けていきたいですね。

 

準備期間は1ヵ月

IELTSは4技能全てを対策しないといけませんので、ぶっつけ本番では全く太刀打ちしようがありません。

ですので、今回は全くの0から独学で1ヵ月の準備期間を設けみました。

この1ヵ月は仕事以外は全て IELTsの対策の時間に費やしました。

とにかく「IELTsのなんたるか」を調べるところから始まったので、1ヵ月という時間を有効に使うためにも、苦手のリーディングとライティングを中心に勉強することにしました。

使ったのはこの教材一つ。

新セルフスタディ IELTS完全攻略

とにかく一つの教材をやりきって学ぼうと思ったからです。

ライティングは時間がなかったので、とにかくエッセイを丸暗記。(おすすめはしない)リーディングは単語から多読までできることをやりました。

仕事以外の時間の全てIELTsの時間に当て、最低でも1日4時間は勉強していたと思います。自分の出来なさを恥じて、髪をかきむしりたくなるくらいストレスが溜まりながらも、なんとか一通りIELTsの傾向を理解することができました。

そして試験当日・・・

 

試験当日

会場は京都の京大。

コロナの影響もあってからキープディスタンスでの試験。

試験の内容はコロナであっても変わりません。

ライティング

驚いたのが朝一でライティングから始まるんですね。

私にとってはいきなりボスが現れた感じです。

グラフや表が出ると踏んでいましたが、実際に出たのは地図問題。

対策不足ながらも持てる限りの知識を総動員して書き切りました。

書き終わった後の消しゴムのカスがすごい。笑

ちなみに、消しゴムを使わなくてもいいみたいです。横線を引いて新しく書き直せばいいとのことです。試験官から言わせてみると、律儀に消しゴムを使うのは日本人だけだそう。笑

 

リーディング 

出題傾向は変わらず、内容は多岐に渡りました。

全く時間内には解けず、焦りまくりましたが
なんとか空欄はなく埋めることができました。

 

リスニング

私は結構リスニングに自信があったのですが
ペースが早く内容がとても難しい印象を受けました。

「リスニングは難しい傾向になってきている」という傾向も頷けます。

絶対取らないといけないと言われている「番号」の問題を落とすという失態。

それによってあとあとも気分が足を引きずりました。

 

スピーキング

一番心配だったのはスピーキングでした。

特に2分間スピーチ。理由は圧倒的な準備不足。

ただでさえ話すのは緊張するのに、2分間話し続けるなんてできるのか・・・

ぶっつけ本番で挑みました。

テーマは「先生から言われた心に残った言葉」

今思うと話しやすいテーマではあったのですが
緊張ていた私は全く考えが浮かんできませんでした。

なんでもいいからとにかく話さないと・・・とパッと頭に浮かんできたのが
小学校の先生からふざけて教わったことのある話でした。

「パンツは4回履ける」

というお話です。

先生曰く①普通に一回履く②前後逆に履く③裏表逆に履く④裏表逆の前後逆に履く、とパンツは4回履けるのだそう。

そんな話しか浮かんでこないなんて恥ずかしい限り・・・

しかし、話し始めたなら話すしかないんですよね。

最終的にネタに詰まってしまい、15秒もの沈黙の時間がありました。

・・・ああ、穴があったら入りたい。

とはまさにこのことでした。

 

結果発表

さて、2週間後、結果が帰ってきました。

どうせダメだろうと思いながらも封筒を恐る恐る開けてみました。

すると・・・・

綺麗にオール5.5。

目標は6以上だったので少し残念でしたが、1ヵ月の準備で5.5を取れたのは自信になりました。まずは目指せオーバーオール6。

これからも継続して勉強を続けていこうと思います。

 

まとめ

スピーキングとリスニングはワーホリで得た能力を信じてあまり対策はしませんでした。その結果の5.5でした。ほぼ対策はしなくても太刀打ちはできたので、ワーホリにいったおかげだと思っています。

ライティングとリーディングはやはりワーホリにいった程度では全く歯が立ちません。IELTS用の準備をすることが必要ですね。

それではまた! 

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