〔Vol.9〕海外で茶道!ビクトリアの日本文化祭(Japanese Cultural Fair)で亭主を務めました

「あんた、” 亭主 ”やんなさいよ」

閑静な茶室に、先生の声がこだました。

気づけば、50人を超える熱視線の中、

私は、お茶を点てていました・・・!

Japanese Cultural Fairの茶道で亭主を務めさせていただきました

今、私がいるのは、カナダのビクトリアという街。

先日ここで、日本文化フェスティバルがあり、茶道のデモンストレーションで亭主を務めさせていただきました。

茶道を初めてまだ間もない私が、こんな大役を任せられてもいいのか・・・

と、不安すぎて、イメトレしすぎて興奮して寝付けませんでしたが、なんとか無事に終えることができました!

汗との戦い

お点前中、何が一番、苦しかったって・・・

汗・・・。

そう、めちゃくちゃ暑かったんです。

小さな部屋に、50人もを超える人が密集した空間でしたから。

だから、終始、額から汗が・・・

汗も垂れたい、垂れたいと必死ですが、私も、垂れるな、垂れるなと必死です!笑

もし汗が抹茶にでも垂れでもしたら・・・と考えると恐ろしい。

日本は日本のままでいい

実際にデモンストレーションを終えて、この写真を見たときに僕は思いました。

日本は日本のままでいいんだな〜って。

だって、ほら、見てください。

「茶道」一つとっても、ビクトリアという小さな街で、これだけの人が集まるのです。

日本は、世界から見たら「めちゃくちゃ魅力的な個性を持つ国」なのです。

日本国内を見てみると、日本文化は古い。グローバルに合わせろ、など「日本らしさ」を否定し、他国を羨むような風潮があるような気がします。

もともと、私もそういった考えでしたが、今回の経験ではっきりしました。

日本は、日本のままでいい。

世界(アメリカ)の真似なんかしなくていい。

だって、日本らしさこそ、世界から賞賛されるのだから。

「日本らしさ」全開でいい

西洋的な成功哲学ではよく、自分らしくあれ!ありのままのあなたで・・・!

とか、「らしさ」が賞賛されます。

自分の本質を理解して、他人に流されないで生きる。

他人を羨んで真似しようとしても、幸せになれない。

全く、その通りだと思います!

私は、国も同じだと思うんです。

人と同じで、それぞれの国が違った「らしさ」があります。

だから、その「らしさ」を大切にすることが、その国の幸せと言えるのではないかと思います。

他国ばかり羨やみ、他国の真似ばかりする国が、幸せになれるでしょうか?

僕はそうは思いません。

なぜなら、「幸せの形」は、それぞれの国で違いますから。

日本人は意見をはっきり言わない!空気読みすぎ!謙虚すぎ!

よくこういったことが、よくマイナスなこととして捉えられますが、それは「らしさ」なだけであって、それでマイナスということは絶対にないのです。

むしろ、そういった「らしさ」があったからこそ、日本という国が、平和で豊かになり、世界で一番長く続いてきたと言えると思っています。

だから、だから、日本は、日本らしくていい。

日本人は、日本人らしくていい。

そんなことを思った、茶道の亭主体験でした。

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