着物で面接を受ける。
海外でやってみたかったことの一つでした。
そして、ついにその夢が叶いました!
カナダでNo.1のオーガニックTea & Skin careのお店「Silk road」

僕が面接を受けたのは、「Silk Road tea」
理由は単純に、語学学校の先生に
「あなたにここピッタリよ!面接受けて見たら?」
と言われたからでした。
まあ、語学学校に着物で通って、抹茶が好きということを豪語していたので、当然といえば当然です。笑
とはいえ、カナダでNo.1の認知度を誇るオーガニックティーを取り扱うお店だったので、少々の不安はありました。
まずは、シルクロードの現地調査から

「お、あった、あった!」
まず最初にチェックしたのは、抹茶があるかどうかでした。
僕は、抹茶に携わる仕事がしたかったからです。
ワーホリで仕事をゲットする上で大事なポイントは、「面接を受ける前に1週間は、あなたの行きたい職場に通い詰める」ということ。
なぜかというと、職場の雰囲気や仕事内容をチェックできるというだけでなく、従業員やマネージャーと仲良くなれるという素晴らしいメリットがあるからです。
なので僕も、語学学校の後に、シルクロードに通う日々を続けて、調査しました。
面接は、履歴書を提出して1ヶ月後でした
その後、履歴書をオンラインで提出したのですが、実は、面接を受けたのは、履歴書を提出して1ヶ月が経とうした頃でした。
知らない宛先から電話があり
「Silk Roadのですが、明日、面接いかがですか?」
とのことでした。
1ヶ月後と聞くと、「遅!」と思うかもしれませんが、ワーホリでの仕事探しでは、忘れた頃に連絡が来ることはザラです。
なぜなら、あなたが働きたいタイミングと、お店が雇いたいタイミングは違うからです。
ともあれ、僕は幸運にも面接の機会をゲットできたので、面接を受けることにしました!
もちろん、着物で。
これ、やってみたかったんです。
さて、結果は・・・
当日、ドキドキしながら店の入り口をノック
面接の当日になり、お店の前に到着。
店の扉をノックすると、奥から美女2人が現れました。
着物のことふれられるかな?
と期待していたのですが・・・
完全にスルー!!!
普通に入り口を通され
普通に面接ルームへ案内されて
普通に面接が始まりました。
気合い入れて、袴、羽織、白い足袋まで履いていたのにも関わらず、何も触れられないってのも寂しい!笑
そんなことを思いつつ、きっと後で触れてくれるだろうと面接を受けました。
面接で聞かれたこと、やったこと
面接で聞かれたことは大きく分けて3つです。
- 「あなたについて教えてください。」
- 「あなたは我が社にどんなメリットを与えてくれますか?」
- 「今までのサービス業の中で、お客様をもっとも感動させた経験を教えてください。」
途中、自分が何を言っているかわからなくなって額から汗が吹き出しましたが、なんとか答え続けました。
さらに、一番きつかったのは、
「実際に私(面接官)に物をセールスしてみてください。」
と、実技試験が突然始まったことでした。
今までのお茶に関する知識を洗い出し、セールストークを構築し、それを英語に翻訳するという作業を一気に行っていました。
もう、頭はフル回転、変な汗かきまくりです。
着物は想像以上に暑いので、着物の中は汗でびっしょり。
途中、絶対にわけのわからないことを話していたと思いますが、優しく聞いてくれた面接官の方に感謝です。笑
そんなこんなで、面接は終焉ムード。
しかし、僕は納得いかないことがありました。
ここまで着物をスルーされて、黙っているわけにはいきません!笑
なので、着物について自ら語ってみた
結局、着物についてはスルーされ続けたので、このままじゃ帰れないと思い、自ら着物について語ってみました。
- この着物はスーツと同じ格式のもので、敬意を表しているということ。
- 着るのにめちゃくちゃ時間がかかるものだということ。
- 日本の茶道も、このような着物を着て行うということ。
すると
「もちろん知ってますよ〜!(あ、知ってたんかーい!笑)」
知ってたんなら、もうちょっと興味を持ってくれても良かったんじゃ・・・
と思いましたが、着物や茶道の話が弾み、結果オーライな感じに。
そして、面接官2人でゴニョゴニョと相談が始まりました。
しばらく2人で話した後、おもむろに僕の方を向いて、
「明日ちょっと働いてみる?」
「実際に働いてみて、本当にお互いが良ければ正式に採用するわ。」
とのこと。
「お!これは、着物効果ありってことか・・・!?笑」
と思いつつ、とりあえず無事に面接を切り抜けました!
まとめ
海外で着物で面接をしてみて分かったこと。
着物は、面接では少しは役に立つ!!!
当然、着物を着ているだけで即採用ということにはなりません。ただ、スーツよりも少しはインパクトがあり、本気度が伝わる分、プラスの効果を生み出すことは分かりました。
次は、実際に現地のローカル企業で働いた結果をお知らせします!
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