どうも!ニッポン人120%で海外を旅するZoroです。
今回は、「海外で着物をきてみた」シリーズ第一弾ということで
アメリカとカナダで着物で旅をした結果を報告します。
主な出来事をまとめると
- ナイアガラの滝で着物で修行
- ティファニーで朝食を(着物で)
- 自由の女神と着物でツーショット
- タイムズスクエアで茶道
- 着物でシアトル・マリナーズ観戦
- トロントを着物で町歩き
などなど、できうる限りの着物生活を全力で行ってきました。
今回は、そんな全力な着物旅をしてわかった着物の魅力や外国人の反応を全力でまとめてみたいと思います。
まずは、私がやってきたことを、まとめて紹介します。
着物旅をザッとまとめてみました
ナイアガラ着物修行


おそらく世界初、本場ティファニーで着物


着物と自由の女神ツーショット
これは、もう飛ぶしかなかったですね。
タイムズスクエアで茶道


着物でシアトル・マリナーズ観戦


トロントを着物で町歩き


その他


という感じで、着物でアメリカとカナダを満喫しました!
世界No.1愛される服 = 着物
今回の旅で、よーく分かったことがあります。
着物は、世界で一番、愛されていて、かつ、賞賛される服
私の体験からすると、間違いないと思います。
なぜなら、街を歩いているだけで、すごい声をかけられるからです。
ニューヨークの電車の中で、黒人系の強面のお兄さんから。

街を歩いていた、ゲイから。

ショッピングセンターを歩いていた、フランス人の彼から。

などなど、突っ込みたくなるような事も言われますが、とにかく、愛されっぷりが半端ないのです。
まず、洋服では絶対このようなことは起こりません。
では、他の民族衣装だったらどうか?とも考えてみたのですが、きっと、着物ほど声をかけられることはないと思うんです。
男性の着物VS女性の着物で勝負してみた

ある日、一緒に着物で旅をしていた(女性)と、「どっちが褒められるか勝負しよう」ということになり、褒められる回数を数えてみました。
1日、マンハッタンの街やセントラルパーク、タイムズスクエア辺りを歩いてみて、褒められが回数を数えた結果・・・
男性の私は7回。
1時間に1回ペースでした。
ちなみに、ジェスチャーで褒められたり、「忍者!」などの茶化しは含めておりませんので、もし、そうしたことも含めると、もっと、すごい数になっていたでしょう。
一方で女性は、軽く15回。
30分に1回は、「可愛い可愛い」と言われてましたね。
悔しいですが、女性の着物の魅力は男性の比ではありませんでした。
ニューヨーク着物対決の記事はこちらに詳しく書いてみましたので、興味ある方は、合わせてご覧ください。
愛されてますよ、KIMONOって。
なぜ、着物が海外でとても愛されるのか?

私なりに、なぜ着物が海外で、それほどまでに愛されるのか、理由を考えてみました。
主に3つの理由があると考えられます。
- 知名度
- 憧れ
- 美しさ
①知名度
海外での着物の知名度は抜群です。
特に、アメリカとカナダでは、老若男女、ほぼ100%だれもが知っている服と言っても過言ではありません。
考えてみたら、コレって本当にすごいことですよね!なぜなら、日本という小さな島国の民族衣装を、みんな知っているということですから。
言ってしまえば、「サモアの民族衣装は何?」と言われても答えられないのに、「日本の民族衣装は?」と言われれば、「KIMONO」と答えられるんです!笑
知名度たるや半端ないと思いませんか?
なぜ、これほどまでに知名度があるのかと考えると、これらの影響が大きいからだと推測されます。
アニメや漫画、武道や茶道などの独自の日本文化
アニメで着物姿のキャラクターを見て、「私も着てみたい」と思う人は多いそうです。
また、柔道や茶道もますます人気になってきているというところからも、日本の伝統衣装に触れる機会があるので、みんな、KIMONOを知っているんですよね。
②憧れ
特に、若い人は着物に憧れている傾向があります。
アニメや漫画などの影響から、着物への憧れが生まれているからです。
案外、着物のキャラってアニメにけっこう出てきますからね。
そして大抵、サムライとか忍者とか強くてかっこいい。
だから、着物への憧れが増すわけです。
また、夏祭りや温泉や旅館での、可愛い着物シーンもありますね。
海外の女性などは、そうしたシーンを見て
「本物を見てみたい、なんなら、私も買って、着てみたい!」
と思うみたいですよ!
だから、街を歩いているだけで
「おーぅ!KIMONO!」
って、反応してくれる人も多いんですね。
アメリカやカナダには民族衣装というものがありませんから、そうした民族衣装を持っているだけで、憧れを抱く人もいるみたいです。
③美しさ
年配の方であれば、単純に着物の美しさが好きな方が多い印象です。
世の中には、「湾曲」で美しさを表現する服が沢山あります。
例えば、洋服、ドレス、チャイナドレスなどが代表例です。
しかし逆に、着物は「直線」で美しさを表す稀な服です。
そんな稀な服だからこそ、世界から愛されていのです。
また、着物が愛されるのは、なにも「直線の美しさ」だけではありません。
その「美しい刺繍」も、さらに世界の人々を魅了する一つです。
特に女性の着物は、優雅な花や、自然の美しさを表現した模様が施されています。なおかつ、その美しい柄が上下に施されていますので、そのインパクトたるや洋服の比ではありません!
多くの人が、着物は「歩く芸術」だと言いますが、まさに私もそう思っています。
以下は大切な部分なので、強調しておきます。
着物を美しいと感じるレベルは、日本人の数倍、外国人の方が強いです。
自国にはないものだから、つまり、隣の芝は青く見える現象が働き、着物の評価がとても高くなるわけです。
+5分10分で1日中幸せになれる
「服を褒められる」って誰でも嬉しいものですよね。
「その服、似合ってるね!」
と言われるだけで、1日気分良く過ごせたり、幸せになったりするのではないでしょうか?
洋服を着て街を歩いたら、1日に1回ですらあるかどうかですが、着物を着ていたら、何回も賞賛されます。
結果、継続的に褒められ続けることになるので、一日中、幸せな気分で生活できるのです。
確かに、着物を着ることは、洋服よりもめんどくさいこともありますので、+5分10分程度、時間がかかります。
しかし、その+5分10分で、1日中幸せになれると考えたらどうでしょう。
着物を着たくなるのではないでしょうか?
Zoro的 海外de着物旅 まとめ
今回の旅を経て、(まだアメリカとカナダだけ)ですが、着物が世界から愛されていることを確信しました。
- 着物は、世界で一番、愛されていて、かつ、賞賛される服
- 男性より女性の方が愛される
- アニメや武道などの日本文化の影響が強い
私は、着物は日本の誇りだと思います。
最後に、もしあなたが、これから海外に行くと言うのであれば、声を大にして、一言伝えておきますね。

ありがとうございました!
Zoro