ワーホリの仕事を探すときに
「レジメは撒くほど良い」
と、あなたがもし思っているのなら
少し勿体無いかもしれません。
なぜなら、ローカルな仕事の面接を勝ち取るためには、レジメを撒きまくるよりも、もっと効果的な方法がるからです。この記事では、そんなレジメの撒き方をお伝えします。
本当に、レジメは撒くほど良いのか?
「レジメ撒くほど良い」
確かに、あまりスキルのいらない皿洗いや、キッチンヘルプなどの仕事であれば、数打ちゃあたるかもしれません。
しかし、「バーテンダー」や「接客」といった英語力やスキルの必要な仕事は、ほとんど数を打ってもあたりません。
なぜなら、考えてみてください。
例えば、仮にローカルカフェだとしましょう。
どのカフェも、英語が使えて、スキルがあって、即戦力になる人材を探しています。そして、カフェにレジメを提出する人は、地元の大学生、社会人も当然含まれるわけです。
つまり、あなたは、英語ネイティブの若者や、即戦力になる社会人を相手に、面接を勝ち取らないといけないわけです。
もしあなたが、英語がペラペラで、即戦力になるスキルを持ち合わせていたら、面接を勝ち取る可能性はあると思います
しかし、ほとんどの人がそうではないので、レジメを提出した時点で、現地の人たちに、出遅れてしまっているのです。
そんな私たちが、面接にこぎつけるためには工夫しかありません。
ローカル企業の面接を勝ち取る方法

それでは、ローカル企業の面接を勝ち取る工夫です。
私はこの方法を使って、100%の確率で面接を受けさせてもらっています。
結論から言うと
1つのローカル企業に時間をかけることが大事です。
つまり、全方位的にレジメを配って時間を無駄にするのではなく、一つの企業に集中して時間をかけるということです。
ローカル企業からの面接を勝ち取る、シンプルな3ステップ
① 自分の働きたいローカル企業を見つける

まずは、「ここだ!」という企業を見つけてください。
ここまでは、普通と変わりません。
しかし、ここからが、面接を勝ち取る真髄です。
② 1週間は、その場所に通い詰める

少なくとも1週間は通いつめてください。
通い詰めるのには二つの目的があって
一つ目の目的は、雰囲気や実際の仕事内容を知ること。
本当に自分がここで働きたいのか精査できます。
また、面接に呼ばれた際に、話のネタとして非常に役立ちます。
二つ目の目的は、従業員やマネージャーと話して仲良くなることです。
これが、そのまま3つ目のステップになります。
③ 従業員やマネージャーと話して仲良くなる

従業員やマネージャーと顔なじみになってください。
とはいうものの、マネージャーは現場にいない可能性があるので、できるだけで構いません。せめて特定の従業員と仲良くなることをオススメします。
1週間というのは、そのための期間です。ちなみに、もっと長くても全然OKです、というかむしろ長いほうが効果ががあります。
顔なじみになればなるほど、面接をさせてもらえる可能性が上がります。
なぜなら、相手は面接をする前に、すでにあなたの「人となり」をわかっているので、面接に進みやすくなるからです。(そういう意味で、マネージャーと仲良くなっておく方がいいです。)
これが、スタートの出遅れを取り戻す秘策です。
事例1: ローカル企業に採用された私の場合
私が働かせてもらっていたお店は、日本、中国、台湾、アフリカ、インドからのお茶をカナダに卸すホールセールカンパニーでした。店舗でお茶の卸売や、Teabarも運営している会社でした。
前の職場(留学エージェント)がすぐ近くにあり、仕事終わりに毎日通いつめていました。
おそらく、3週間くらい通いつめたでしょうか。
まず、お店の雰囲気を観察して、働きたい意思を確実にしました。
積極的に従業員に話しかけて、仕事内容などを知りました。
もちろん、仲良くなって店のことをもっと詳しく教えてもらいました。
また、その間に、抹茶が含まれるドリンクメニューを全て制覇しました。(そうした経験が面接に活かされてきます。)
そこまで行動して、初めてレジメを提出しに行きました。
事例2: 後輩の同僚の場合
通い詰めることの重要性が分かる、もう一つ、お話をしましょう。
私は無事に面接も受かり、カフェで働き始めました。
そのカフェには、ある1人の常連さんがいました。
彼は、私と同じ年くらいの中東人。
私はカフェでバーテンダーを任されていたので、すぐに仲良くなりました。
彼は、ほぼ毎日カフェに通っていましたので、すでに私だけはなく、他の従業員、マネージャー、社長とも、良い関係を築いていました。
また彼は、たまに中東のデーツというフルーツを持ってきて、みんなに振舞ってくれました。もう、みんな彼のことが大好きになっていました。
そして、3ヶ月くらい経ったある日のこと、彼は「ここで働きたい」と初めてレジメを提出したのです。勿論、採用です。
彼が、3ヶ月前から働きたい意志があったのかどうかは分かりません。しかし、結果的に働けたのは、この長い間で培われた、信頼関係があったからに他なりません。
これが、長く時間をかける効果です。
事例3: ある常連さんの場合
最後に、もう一つの例を挙げましょう。
彼は、私が退職する直前に、お店に通っていたお客さんです。
彼はいつも、店のカウンターに座り、フレンドリーな感じで話しかけてきました。また、絵を描くのが趣味で、僕が働いている様子などを、紙に描いてプレゼントしてくれました。
1週間に、4、5回は来て、ほぼ1日中、カウンターで絵を描く彼。
私だけではなく、マネージャーとも顔見知りになっていきました。
そして、ある日のこと、彼は帰り際に、「マネージャーさんに渡してください」とレジメをそれとなく渡してきました。
私は、その日は退職の直前だったので、彼が採用されたどうかは分かりません。しかし、すでに、マネージャーとも顔見知りだったので、きっと面接までは進んだのだろうと思います。
しかし、タイミングも重要
いかに関係を築いた上でレジメを提出しても、タイミングというものも重要です。
どれだけ、あなたが素晴らしい人で、素晴らしレジメを提出しても、すでに十分な人数の従業員がいる場合、あなたが採用されることはありません。
なので、もしあなたが本当にそこで働きたいのであれば、断られても何度も足を運んでみてください。
いつか、今働いているスタッフがやめるタイミングが必ずあります。
例えば、夏休みの終わりなどは、今まで働いていた大学生が、一斉に辞めるタイミングです。そういったタイミング逃さずに、何度も足を運ぶのです。
一つ事例を挙げましょう。
オーストラリア時代のすごい友達の話

彼は、オーストラリアのパースでカフェの仕事を探していました。
ある日、海が一望できる素敵なカフェを見つけたそうです。
彼は、すぐにレジメを提出しに行きましたが、すでに従業員が足りていたので、断られます。働き手にも人気のカフェだったみたいです。
普通なら、ここで諦めるのですが、彼がすごかったのは、断れれることが分かっていてもなお、何度も何度も足を運んだのです。
「ここで絶対働きたい!」
という熱意を、毎回毎回、マネージャーに伝えたと言います。
英語力も大してありませんでしたので、真意が伝わらないこともあったそうですが、必死に、しつこいくらいに通ったと言います。
すると、ある日たまたま、スタッフの1人が辞めることになりました。
そのタイミングで彼は、また足を運び、働きたい熱意を伝えました。
すると、他のネイティブの候補者も何人も居たのにも関わらず、その仕事をゲットすることができたのでした。
オーナーも「あなたの熱意に負けたわ」と採用を決めたようです。
このくらいの事をすれば、人気のローカルカフェでも働けるということが分かっていただけたかと思います。
まとめ

ローカルな仕事をゲットするためには、レジメは、撒けば撒くほど良いのではなく、一つの企業に時間をかけて、提出することが大事です。
そのステップは以下の通り。
① 自分の働きたいローカル企業を見つける。
② 1週間は、その場所に通い詰める。(もっと長くても良い)
③ 従業員やマネージャーと話して仲良くなる。(社長でもよい)
そこまでして、初めてレジメを提出します。
それでもダメなら、何度も何度も足を運んで、働きたい熱意を伝えることが大切です。
そのうち、スタッフが辞めるタイミングが必ずありますから、その時が最大のチャンスです!
熱意を伝えたら、きっとオーナーも分かってくれます。
ぜひ、懲りずにチャレンジしてみてくださいね!応援しています!
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