九州の自転車旅!着物と竹の自転車で福岡から鹿児島まで!そのまま沖縄まで行っちゃってー!

前日、200kmの盛りコギからの、夜行フェリーに乗り九州へ。

竹チャリ着物旅、九州編のスタートです。

フェリーは、朝5時に、北九州に到着。

そこからの物語です。

 

北九州から福岡までの50km

正直、自転車旅で一番嫌なのは、街中を走ること。

だって、どこも同じ店。

チェーン店やパチンコ屋ばかりだから、景色に飽きてくるんですよね〜。

飽きてくるから、早く抜けたいけど、信号が多いから遅くもなる!

うーん、都会を走るのは辛抱です。

北九州市から福岡は、まさにそんな感じで走っていました。

 

福岡に到着するや否や長崎へ

え?

と思った方。

自転車でではありませんよ。笑

フェリーで「壱岐島(いきのしま)」まで行ってきました。

理由はなんとなく、気になってた島だったから。

それ以上でもそれ以下でもありません。

実際に行ってみた感想は、とにかく「魚」が美味しかったです。

 

クエ(高級魚)を恵んでくれた家族

初日から、魚をモリモリ食べさせていただきました。

たまたま、同じ公園でキャンプをしていたご家族に、恵んでもらったんです。

「モリでクエ突いきたからあげるよ」

唐突に、黄金伝説級のなんともワイルドなお父さんに話しかけられまして・・・

「本当ですか!ありがとうございます!」

と、僕はひょいひょいとお言葉に甘えることにしました。

クエという魚が何かもよく知らず・・・笑

聞くと、クエはメチャクチャ高級魚じゃないですか。

高級料亭とかで鍋でよく食べるあれじゃないですか。

それの採れたてをですよ。

豪快に炭火焼で食べるって、どんだけ贅沢なんですか。

幸せすぎました。

本当にありがとうございました。

 

壱岐島で神社巡りをしてみた

神々の島と言われる壱岐にきたので、神社巡りをしてみることにしました。

壱岐の公式サイトでは、ルートを紹介してくれています。

島の4/1, 10社の神社を巡りました。

意気揚々とスタートしたのはよかったのですが、完全に舐めてかかっていました。

壱岐は山が多い・・・。

神社は大抵、山の中が多い・・・。

つまり、坂・・・。

怒涛の坂ラッシュ!!!

撃沈。

撃沈して今日のゲストハウスへ。

 

みなとやゲストハウスでまたしても魚!

この日、僕の体には、2日前の200km爆走の疲れと、今日の坂ラッシュの疲れがダブルでドッと押し寄せていました。

美味しい刺身や、お魚の料理が目の前にあるのにも関わらず、あまりの眠さに食べる元気もないのです。

しかし、お腹もとても空いている・・・

眠いのか食べたいのか・・・もし、食べながら寝るという芸当ができればそれに越したことはないな。

そう思えるくらいの複雑な心境でした。

眠たいながらも、必死に、無言で食べました。

魚はやはり、美味しかったです!

 

福岡に戻って無料キャンプ場へ


福岡で2日間の余裕ができたので、ゆっくりキャンプでもしようと、山の中腹にあるキャンプ場に2日間ステイしていました。

まあ、景色が最高!

福岡の街が一望できるロケーション。

美味しいとも言えないインスタントラーメンを食べながら

「空気だけはうめぇな〜」

と呟きながら過ごしていました。

ちなみに、無料キャンプ場に宿泊することが多かったこの旅。

どうやって、探していたかと言うと

無料キャンプ場のまとめサイト

こんなサイトがあるんですね。

チャリ旅、バイク旅の人にとっては、本当に役に立ちます。

 

福岡の夜

次の日、カナダのカフェで知り合った、福岡の八女茶の農家さん一向様と飲みにいきました。

久々の豪華な料理、そして日本の飲み会。

長い海外生活、そして、長いひとり旅の課程で、どうやって日本語で会話するのか、すっかり忘れてしまっていました!笑

お酒の力を借りて、なんとか楽しく過ごせました。

飲み会の後は、おしゃれな西中洲へ。

バーで飲み直し、素敵な中洲の夜は終わりました。

あっち系のお店?

行ってませんよ〜。

学生時代に、中洲で失敗しているので、二度と行きません!笑

 

県庁で八女茶の販売を手伝ってみた

次の日に、ちょうと県庁で八女茶の販売をするとのことだったので、お手伝いさせていただくことになりました。

「人力車やってたでしょ!そうよね!?」

と多くのおばちゃまから言われました。笑

過去に人力車をやっていたことを瞬時に見抜くオバチャマ、すごい。

そんなこんなで、楽しく販売させていただきました。

夜は、知り合いのお茶農家さんの家へ。

 

いよいよチャリ旅のリスタートです

次の日、小倉という場所まで送ってもらい、いよいよチャリ旅のリスタートです。

阿蘇山国立公園で久々の野宿。

ここは、まるで別世界。

山道を登り続けていたら、いきなり、山の上に草原が広がるのです。

思わず

「なんだこりゃーーーー!?」

と叫んでいました。

本当に綺麗。

ハウルの動く城とか出てきそうな壮大な草原。

高千穂まで行こうとお思っていたのですが、今日はここまでにしてキャンプをすることにしました。

登り続けた甲斐がありました。

 

高千穂のボートに乗りたい!

高千穂でやりたかったことの一つが、高千穂峡にて、ボートの上で茶道をすること。

登りがきつそうな下り坂を降りて、川べりにボートの予約場所がありました。

早速予約しようとすると

「30分2000円になります」

え???

「只今、1時間30分待ちになっております」

えぇ!!!???

無料ですぐに乗れると思っていた僕がバカでした。

一瞬で諦めました。笑

理由は、お金の高さと、待ち時間もありますが、カップルでボートに乗るお客さんが多い中、1人でボートに乗って、お茶の撮影をしている姿が想像できなかったからです。

次回、友達や彼女と来た時に!

 

運命の出会い!素敵なお兄ちゃんにナンパされた件

高千穂から、海沿いの延岡に抜けようとしていた途中の出来事。

急な坂を、自転車を押して歩いていた時のこと、対向車線の軽トラが急に止まったんです。

「どこから来たと〜?」

顔を出したのは、とても優しそうなお兄さんでした。

運命的なことに、このお兄さんは僕を高千穂で一度、見かけてたとのこと。

声をかけようと思ったけど、対向車線だから声をかけられずにいたそうです。

そして、今回、また僕が目の前に現れたから、これは運命だと思って、声をかけてみたとのこと。

しかも出会った場所が、人通りも少ない、山道だったのでまさに、奇跡。

はっきり言って、運命です。

色々、話をした結果、お兄さんの家に泊めさせて頂けるとのこと!

なんたる、幸運!

旅の醍醐味はこれですね。

 

お兄さんの家に突撃宿泊

お兄さんの家は、古き良き田舎の家でした。

平屋の一階立て。お風呂は、五右衛門風呂。

このような家に、宿泊体験として泊まったことはあったものの、実際に住んでいる人の家に泊まるのは初めてだったので、ワクワクしました。

 

色々、語り合った夜

星が綺麗に見える夜。蚊にも刺される夜。

そんな中、焚き火をしながら、野外で一緒にご飯を食べて過ごす、貴重な時間を送りました。

僕の旅の話から始まり、田舎暮らしの話、日本の教育の話、プレイパークの話・・・話題は多岐に渡りました。

お兄さんと出会わなければ、生まれなかった会話。

本当に楽しいひと時でした。

 

朝から、後輪ブレーキからの異音

この数日、後輪のブレーキから異音がしていたのですが、無視をしていたら

ついに、ブレーキが唸りました。

ブレーキをかけていないのに

シャーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ

という音がする。

ブレーキパットを見てみると

ない!!!!

ブレーキパットがすり減りすぎて

ない!!!!!!

さすがに、これはブレーキパット交換しないと、かなりやばい。

しかし、ここは田舎すぎて自転車屋さんがない。

宮崎までの100km 後輪のブレーキなしで頑張りました。

 

宮崎で出会った最高の自転車屋さん

車楽屋輪店

またしても素敵なお店に出会いました。

なんと!

ブレーキパットの交換を無料で行ってくれたのです!(ブレーキパット代は払いました)

しかも、前輪後輪共に。

感謝すると

「他のことでお金を使ってくれ」

とのこと。

渋い!なんとも渋い店長!

こういう、親切心、大好きです。

もらった恩を仇で返さないように、沖縄まで走り抜けます!!!

ありがとうございました!

 

圧巻の青島神社

「宮崎で一番景色のいいところはどこ?」

と街の人に聞いてみたら

「青島神社」

ということだったので行って来ました。

実際に来てみると、めッッッッッッッッちゃ綺麗でした。

南国を思わせる島全体が、神社!!!

今までこんな神社見たことがありませんでしたので、本当に感動しました!

 

日向神話のミュージアムにて

日向神話のミュージアムにも行ってきました。

600円の値段でしたが、その価値ありです。

神話の世界が蝋人形でリアルに再現されていました。

解説も、大人用、子供用、英語と分かりやすかったです。

 

神話の教育は戦後、GHQに消されてしまいましたが

この地球上の歴史に置いて、例外なく

「神話を学ばない民族は滅びる」

と言われていますので、ぜひみなさん、ここに足を運んでください!

最近は、そのことに気づき始めて、自分から神話を学ぶ人が増えているのが嬉しいですね!

青島神社に行ったら、日向神話ミュージアムも行ってみると面白いと思います。

 

超美しい、キャンプ場

その日は、100kmを漕ぎ、霧島のキャンプ場へ。

そのキャンプ場がまた、素晴らしいの一言でした。

ビーチから桜島を一望できる最高のロケーション!

国分キャンプ海水浴場

昔は無料だったみたいですが、今は、テント持ち込みで540円でした。

しかし、その価値ありです。

今までで、一番美しいキャンプ場だったかもしれません。

 

台風のおかげで

数日、鹿児島で過ごした後、沖縄行きフェリーに乗る予定だったのですが、まさかの台風で欠航。

フェリーの予約は、10日先まで埋まっている。

さあ、どうする俺・・・。

迷った挙句、飛行機で行くことを決断しました。

しかし、出発はすでに5時間後。

飛行場までは50km。

間に合うのか・・・と一物の不安がありましたが、

「できるかどうかじゃない!やるかどうかだ!」

と、自分に言い聞かせ

山の上の空港までの50kmを自転車で駆け上がりました。

飛行場に到着した時は、汗だくのつゆだくでしたが、なんとか飛行機に間に合いました!

 

沖縄到着!今回のゴールです!

サムライジャーニー日本編、遂に、ゴール致しましたぁーーー!

もはや黒くて、誰かわからない。笑

大阪〜四国〜九州〜沖縄。

約、1ヶ月の旅でした。

走行距離にして1399km。

暴雨に炎天下に台風。

途中、190回くらい凹みました。


でも

ゴールしてみると、全ての出来事が、最っっっ高でした!

なんだろう、友達がお祝いしてくれたから、なおさら嬉しい。

今なら、全てが、有難いと思えます。

毎日、この心持ちで日々も過ごしていけたらいいですね。

ひとまず、サムライジャーニー日本編、完結です!

四国編はこちら↓

しまなみ海道〜四国を竹の自転車で巡る!尾道から今治。祖谷渓から四万十。そして、ゴールの道後温泉へ。

2019年8月8日

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